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治療内容についてMedical Treatment Contents

下肢静脈瘤の治療

圧迫療法

弾性包帯や医療用弾性ストッキングで脚をしっかりと圧迫してうっ血を改善させます。
低価格で、着用するだけでいいので継続し易い治療ですが、伏在静脈に逆流のある静脈瘤に対しては、予防や進行を遅らすことはできますが、治すことはできません。皮膚炎を起こす場合、動脈の血行障害が強い場合などは着用できないことがあります。

硬化療法

硬化剤を静脈瘤に直接注入して静脈を中から固めてしまう治療です。
硬化療法について

高位結紮術

鼠径部(脚の付け根)や膝裏の表在静脈である伏在静脈が深部静脈に流れ込む合流部分を糸で縛り(結紮)、逆流を止める方法です。局所麻酔ででき、2000年頃はよく行われていましたが、その後、再発が多いことがわかり、最近では特殊な場合のみに行う治療です。

抜去切除術(ストリッピング手術)

血液の逆流が起こり静脈瘤の状態になっている伏在静脈自体を抜き取る手術方法です。静脈自体がなくなるのでより再発率が低く根本的な治療ですが、多くの場合、入院を要して、全身麻酔、腰椎麻酔で行い、手術創も大きく、最低2カ所以上の痕が残り、術後の痛みも強いことが多い手術です。

血管内焼灼術

逆流を起こして静脈瘤になっている伏在静脈にレーザーファイバーや高周波カテーテルを挿入して、血管の中から熱で静脈を閉塞させる血管内治療です。
血管内焼灼術について

静脈瘤切除術(stab avulsion法)

伏在静脈の治療後、残存静脈瘤を直接抜去切除する方法。創が数mmと小さく(縫合しなくてよい長さ)、傷跡が残りにくく美容的にも優れています。

内視鏡下下肢静脈瘤不全穿通枝切離術

皮下に内視鏡を挿入して、深部静脈から筋膜を貫いて逆流している穿通枝(交通枝)を切断する手術で、潰瘍ができる程重症の患者さんに行われる治療です。小さな傷で複数の血管を治療できます。

下肢静脈瘤血管内焼灼術

弾性包帯や医療用弾性ストッキングで脚をしっかりと圧迫してうっ血を改善させます。低価格で、着用するだけでいいので継続し易い治療ですが、伏在静脈に逆流のある静脈瘤に対しては、予防や進行を遅らすことはできますが、治すことはできません。皮膚炎を起こす場合、動脈の血行障害が強い場合などは着用できないことがあります。

血管内焼灼術のメリット

  • 日帰り治療が可能
  • 痛みが少ない
  • 傷口が小さい
  • 副作用が少ない
  • 手術時間が短い
  • 局所麻酔のみでできる
  • 歩いてきて歩いて帰れる
  • 通院日数が少ない

手術時の麻酔方法について

患者さんから、『かかりつけの内科の先生に聞いたら「下肢静脈瘤は入院して全身麻酔をかけないと手術できないよ」と言われた』と聞くことがあります。これはひと昔前までの話で、誤った認識です。
実際、下肢静脈瘤専門施設以外の病院では、現在も、ストリッピング手術の際には入院での全身麻酔で手術を行っている所がまだ見られますが、専門施設では、局所麻酔下で日帰りによる血管内治療をしている所がほとんどです。

一般に下肢静脈瘤血管内焼灼術では、膨潤局所麻酔:TLA(tumescent local anesthesia)を用います。
この麻酔は、通常のエピネフリン入り局所麻酔薬を希釈したものですが、十分な鎮痛作用に加えて持続作用、止血作用をも兼ね備えたもので、血管をレーザーや高周波で熱焼灼する際にも痛みなく、出血も少なく手術ができます。
当院でもこのTLA麻酔を用いて高周波カテーテルでの血管内焼灼術を行っています。また、部分静脈瘤切除術の際にもTLA麻酔を使用して、患者さんの苦痛の軽減を図っています。

硬化療法

静脈瘤そのものに硬化剤(ポリドカノール)を注入して、静脈を中から固めてつぶしてしまう方法です。
硬化剤は糊状で血管の内側をくっつけて固めます。血管内腔がふさがるため、血液の流れがなくなって、時間と共に徐々に退縮してなくなっていきます。
治療は5-10分程度で終了し、そのまま歩いて帰宅できます。治療当日から通常の日常生活を送れます。

硬化療法は、主に中等度以下の静脈瘤が治療対象で、伏在静脈などの大きな静脈瘤には十分な効果は期待できません。
注射の時の軽い痛みのみでできる治療ですが、3割程度の割合で再発や注射部位に茶色い色素沈着を起こすことがあり、色素沈着が消えるのには半年から1年ぐらい時間がかかります。

フォーム硬化療法

当院では、硬化剤と空気を混ぜ合わせて泡状にして使用するフォーム硬化療法を行っています。
フォーム硬化剤は、血液に希釈されにくく、静脈内膜との接触面積が広く、接触時間も長いため、通常の液状硬化剤と比較して治療効果が高く、再発率が低いといわれています。

硬化療法のメリット・デメリット

メリット
・外来の処置室で治療ができる
・注射のみの治療なので傷跡が残らない
デメリット
・注入部の皮膚に色素沈着を起こすことがある
・注射部位にしこりや痛みが残ることがある
・再発の可能性がある

ストッキング・靴下について

医療用弾性ストッキングは、圧迫療法として最も使いやすいもので、普通のストッキングとは違う特殊な編み方によって足を強く圧迫できます。
静脈瘤を含めた表在静脈をしっかり足部から大腿へと段階的に圧迫し、静脈血の深部静脈への流入と血液が重力に逆らって心臓へ戻る手助けをします。ふくらはぎの筋肉のポンプ作用をサポートするには、この上に行くほど緩くなっていく段階的な圧力が大事です。下肢静脈瘤の症状緩和や予防の為には足首を30mmHg(ミリメートルエイチジー)以上の圧で締めるのがいいとされています。
この圧が重要で、医療用のものはこのレベルに設定されていますが、一般の着圧ストッキングと呼ばれるものの多くは10-20mmHGの弱圧ですので、必ず医療用と表記されているものを選択して下さい。最近は圧力がhpa(ヘクトパスカル)で表示されているものが増えていますが、その表示に0.75をかければmmHgになりますので参考にして下さい。
また、弾性ストッキング購入時には、足首、ふくらはぎなどのサイズをきっちりと測定して、自分にあったものを選択するようにして下さい。
立ち仕事やデスクワークでずっと座っている方には、下肢静脈瘤の予防用としてもお勧めです。

下肢静脈瘤が保険適応されていることについて

下肢静脈瘤の診療は概ね保険適応となっています。
診断に必要な超音波検査、治療法としての硬化療法、高位結紮術、抜去切除術、血管内焼灼術も保険適応です。圧迫療法としての弾性ストッキングは保険適応外となっています。
この内、血管内焼灼術は最近保険収載された治療で、レーザーファイバーによるものが2011年に初めて、高周波カテーテルによるものが2014年に保険適応となりました。レーザーファイバーに関してはより性能の良い新しいものが開発されていますが、保険適応になる機種が限定されています。

診察・診療費

内容3割負担1割負担
初診料+超音波検査3,000円程度900円程度
再診料+超音波検査2,000円程度400円程度
硬化療法5,500円程度1,800円程度
高周波治療(片足)45,000円程度18,000円程度
高周波治療(両足)90,000円程度18,000円程度

※70歳以上で1割(2割)負担の方は自己負担限度額の都合上、外来診療の上限額は18,000円となります。

下肢静脈瘤治療・手術費用の詳細(片足)

  • 硬化療法(一連として):1,720点
  • 高位結紮術:3,130点
  • 抜去切除術:10,200点
  • 大伏在静脈抜去術:11,020点
  • 下肢静脈瘤血管内焼灼術:14,360点

※2016年4月改定
なお、上記金額に初診料または再診料、検査費用、処置料、薬剤費用などが加算されます。

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